マーチといえば、入学式や卒業式の入退場、コンサートでのオープニングなどさまざまな場面で演奏しますよね。コンクールの課題曲で演奏し、ずっと心に残っているマーチがあるという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、心を躍らせる吹奏楽のマーチをご紹介します。ぜひ、選曲の際に参考にしてみてください。
アルセナール
コンサート・マーチ「アルセナール」は、ヤン・ヴァンデルローストさんが作曲した、英国風の品格ある行進曲。人気が高いマーチの一つで、さまざまな式典や演奏会で演奏されていますよね。演奏時間は3分ほどと短めで、編成もそれほど複雑ではありません。卒業式や入学式、コンサートのオープニングやアンコールなど、さまざまな場で活躍する曲で、華やかな雰囲気を演出してくれます。
行進曲「威風堂々」第1番
豪華で感動的な旋律が印象的な作品です。イギリスでは第2国歌のように扱われるほどの人気を誇っているそうです。コンサートはもちろん、卒業式や入学式などの式典で入退場曲として演奏されることが多いです。スローテンポの曲調は、式典の厳かな雰囲気をより一層引き立てるでしょう。
トランペット吹きの休日
1954年にアメリカの作曲家、ルロイ・アンダーソンさんによって発表された楽しい雰囲気の楽曲です。この曲はトランペット奏者にとってはまさに「定番」の一言に尽きます。活気溢れるメロディとトランペットの技巧を生かしたパートが随所に散りばめられており、アンダーソンの代表作ともされています。
音楽会だけでなく、運動会などのイベントでもよく耳にする一曲です。
五月の風
作曲家真島俊夫さん作曲の、初夏の息吹を感じさせるコンサートマーチです。1997年、平成9年度第45回全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅲとして選ばれました。
6/8拍子のリズムは軽快で、曲全体を通して明るく爽やかな雰囲気を持っており、五月の「爽やかさ」や「可憐さ」を感じさせる、まさにその時期にぴったりの楽曲です。
春から初夏にかけてのコンサートにおすすめの一曲と言えるでしょう。
プロヴァンスの風
田坂直樹さんが作曲した行進曲で、全日本吹奏楽コンクールの課題曲にも選ばれました。この曲はマーチのスタイルを基調にしつつ、フラメンコを含むスパニッシュな要素を随所に取り入れているのが特徴です。力強さを感じる一曲ですが、ゆったりとした部分もあるため、入学式や卒業式などさまざまな場面で演奏できるでしょう。
エンターテイメント・マーチ
川北栄樹さん作曲で2013年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれました。全体的に明るい雰囲気で軽やかでエンターテイメントな曲です。聴衆はもちろん、演奏者も楽しめる一曲です。
マーチ「ブルースカイ」
高木登古さん作曲で2007年度全日本吹奏楽コンクール課題曲でした。土屋太鳳さんが主演の映画「青空エール」の劇中歌に使用されたことでも注目されました。曲名の通り、青い空をイメージさせるような爽やかな曲です。
行進曲「希望の空」
航空自衛隊中央音楽隊の和田信さんが書いた曲で2012年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲です。広い空と美しい雲を思わせる爽やかな曲なので、コンサートなどのイベントのオープニングにぴったりではないでしょうか。
76本のトロンボーン
メレディス・ウィルソンによるミュージカル『ザ・ミュージックマン』で使われている行進曲です。トロンボーンが中心で曲が進んでいきますが、トランペットや木管楽器、打楽器にもそれぞれの見せ場があります。コンサートやイベントでよく演奏される人気の曲です。
ワシントン・ポスト
「マーチ王」として知られるジョン・フィリップ・スーザの代表作であるワシントンポストは、アメリカの愛国的な行進曲として知られています。アメリカの新聞「ワシントン・ポスト」のエッセイコンテストの賞品授与式のために作曲されました。重厚感ある曲調とマーチの明るさがマッチしており、多くの吹奏楽団やオーケストラによって演奏されています。
まとめ
本記事では、おすすめの吹奏楽のマーチを紹介しました。ぜひ本記事を参考に、コンサートなどのイベントをより一層盛り上げられれば幸いです。
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