吹奏楽で使われる楽器!多彩な楽器たちとその魅力を紹介!

吹奏楽

吹奏楽と聞いて、多くの人は文化祭や地域イベントでの演奏を思い浮かべるのではないでしょうか。

吹奏楽は豊かな音色と響きを持つさまざまな楽器が集まり、一つの壮大なハーモニーを生み出します。木管楽器、金管楽器、弦楽器、打楽器が一体となり、幅広いジャンルの音楽を奏でるのです。

この記事では、吹奏楽で一般的に使用される楽器を紹介し、それぞれがどのような音色や役割を持つのかをご紹介

ぜひ、吹いてみたい!気になる!楽器を見つけてみてください。

目次

吹奏楽で使用される楽器

吹奏楽部の合奏会

吹奏楽で使用される楽器は多岐にわたり、それぞれの楽器が持つ独特の音色や特性によって、多彩な音楽表現が可能です。

主に管楽器、弦楽器、打楽器が演奏に使われます。 一部の曲で特別な楽器が加わることもあります。

今回は吹奏楽で使われる代表的な楽器をご紹介!

金管楽器

トランペット

金管楽器の代表者ともいえるトランペットは、明るくキラキラした音色が特徴的です。とても目立つ音色なので、吹奏楽の曲の中でも一番の見せ場を作る花形の楽器ともいえるでしょう。また、主旋律を担当することも多いです。存在感を放ちたい方には、まさにぴったりの楽器です。

管楽器

トロンボーン

スライドを使って音高を変える独特の操作が特徴的なトロンボーン。特徴的な見た目から気になる方も多いのではないでしょうか。

トロンボーンはザ・金管楽器の力強い音から優しい音色まで演奏できることが魅力的。吹奏楽では、和音を奏でることが多く、バンド全体のハーモニーを支える重要な役割を果たします。

バンドマン

ホルン

美しい円環形をしたホルンは、深みと広がりを持つ音色が魅力的です。吹奏楽やオーケストラの中で中音域を担当し、時には力強く、時には柔らかな美しい旋律を奏でます。

しかし、金管楽器の中で最も演奏が難しい楽器として、ギネス世界記録に認定されているほど難易度の高い楽器でもあります。

吹奏楽

ユーフォニウム

ユーフォニウムは、その柔らかく暖かみのある音色が特徴的です。トロンボーンとほぼ同じ中~低音域を担当していますが、トロンボーンの力強く響き渡るような音を出すのに対して、ユーフォニウムはよりまろやかで包み込むような音を持っています。そのため、柔らかな音色を活かして、メロディのパートを担当することも少なくありません。

チューバ

チューバはかなりの大きさと重さ(約10kg程度)があり、演奏者はそれに比例して必要な息の量も多く、それ相応の体力や肺活量が必要です。低音の豊かな響きを持つチューバは、吹奏楽の底力とも言える存在です。その重厚な低音は、アンサンブルの基盤として不可欠な役割を果たしています。

チューバ

木管楽器

フルート / ピッコロ

楽器は金属でできていますがフルートは木管楽器の一つで、他の木管楽器とは異なりリードを使用せずに音を出す楽器です。輝きのある澄んだ音色を持つフルートは、高音域を美しく飾ります。フルートの美しい高音域は、アンサンブルやバンドの中で最高音を担当することが多く、楽曲のメロディや装飾音として頻繁に使用されます。また、フルートの親戚にあたる「ピッコロ」は、フルートの約半分の長さで、より高い音域を担当します。曲によっては、フルートからピッコロに持ち替えて演奏することで、更なる高音域の表現が可能です。

組み立てたフルート

オーボエ

オーボエは木管楽器の一つで、その独特で憂いを帯びた美しい音色は多くの人々を魅了します。ギネス記録に「世界一難しい木管楽器」として登録されているほど、その難易度の高い楽器でもあります。オーボエは「ダブルリード」という、2枚のリードを使って音を出す特有の仕組みを持っています。このダブルリードによって、他の楽器では出せない深みのある音色が生まれるのです。高い音域を持つオーボエは、さまざまな楽曲でメロディを担当することが多く、ソロパートも頻繁に任される重要な楽器です。

クラリネット(B♭クラリネット、E♭クラリネット、アルトクラリネット、バスクラリネットなど)

クラリネットはシングルリード楽器で、特徴的な魅力の一つはその広い音域です。実際、クラリネットは木管楽器の中で最も音域が広く、深みのある低音から明るく鮮やかな高音まで表現できます。そのため、バンド内でクラリネットは和音、メロディ、リズムなど、多彩な役割に対応できる多才な楽器です。

そして、クラリネットはただ一つの楽器ではなく、B♭クラリネット、E♭クラリネット、アルトクラリネット、バスクラリネットなどさまざまな種類があります。これにより、クラリネットだけのアンサンブルも可能で、多様な音色の響き合いを楽しむことができます。

吹奏楽団

サックス(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、など)

サックスの魅力は、そのかっこいい見た目と、魅力的で華やかな音色にあります。金色の輝くメカニックなデザインは、多くの人々に「一度吹いてみたい」と憧れを抱かせる存在となっているのではないでしょうか。サックスにはいくつかの種類がありますが、よく知られているのはアルトサックスで、高音から中音までをカバーします。他にもソプラノサックス、テナーサックス、バリトンサックスなど、高音から低音までの異なる音域を持つ同族楽器が存在します。

それぞれのサックスは、メロディーから伴奏、そしてソロまで多くの役割を果たすことができます。

アルトサックス

ファゴット

ファゴットは、オーボエと同じくダブルリードを使用する木管楽器の一つです。この楽器の魅力は、その独特かつ柔らかい音色にあり、主に低音から中音域のパートを担当します。その見た目も印象的で、楽器の長さが約140㎝にも及びます。ただ低音を奏でるだけではなく、メロディ、対旋律、和音の一部としても活躍する楽器です。

弦楽器 

コントラバス

吹奏楽の中で唯一の弦楽器であるコントラバス。長が約2mにも及ぶこの巨大な楽器は、低音の基盤を形成し、バンド全体のリズムとハーモニーの土台をしっかりと支えます。その大きさから生み出される音は深みがあり、バンドの音楽に独特の響きと豊かさをもたらします。

コントラバス

打楽器・パーカッション

吹奏楽における打楽器セクション、通称「パーカッション」は、ドラムから木琴、シンバルに至るまで、多岐にわたる楽器を扱います。ドラムはビートを刻み、リズムの基礎を築き、木琴やマリンバはメロディックな要素を加え音楽に色彩を添えます。シンバルや鐘は高揚感や効果音を表現し、曲に緊張感や広がりをもたらします。パーカッションで最も求められるのは、リズム感とテンポ感。これらがしっかりとしていなければ、バンド全体の調和が崩れる可能性があるとても重要なパートです。

ティンパニ

まとめ

吹奏楽は、多種多様な楽器で構成される魅力的な音楽の世界です。金管楽器、木管楽器、弦楽器、打楽器、それぞれが異なる役割を果たしています。

この記事で気になる楽器は見つかったでしょうか?

ぜひ、機会があれば色々な楽器に触れてみて、楽器を演奏する楽しさを感じてみてください。

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この記事を書いた人

フェリス女学院大学音楽学部を卒業。社会人になった現在も音楽活動を続けています。

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