吹奏楽の魅力的な曲はたくさんありますよね。しかし、その豊富すぎるレパートリーの中から、どこから始めるべきか迷ってしまう初心者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、吹奏楽の初心者がアプローチしやすい比較的簡単な名曲や人気曲を厳選してまとめました。
吹奏楽の奥深さと楽しさを感じ、自分の新しいお気に入りの一曲を見つけてみてください。
初心者にもおすすめの吹奏楽の名曲・人気曲
コパカバーナ
「コパカバーナ」と聞くと、多くの人が軽快なラテンのリズムを思い浮かべるのではないでしょうか。
高校野球応援でもよく耳にするこの曲は、アメリカの著名な歌手、バリー・マニロウが手掛けた楽曲です。元々はアメリカのクラブ「コパカバーナ」を舞台にした切ない恋の歌詞が特徴です。
しかし、吹奏楽版「コパカバーナ」は、そのラテンのテイストをさらに引き立てる明るくノリノリのアレンジが施されています。特にトロンボーンのソロは聞きどころの一つで、そのサウンドは場を一気に盛り上げるでしょう。
シング・シング・シング
「シング・シング・シング」は、スウィング・ジャズの名曲であり、吹奏楽ポップスの中でも圧倒的な人気を誇ります。
この曲は「King of the Swingers」とも称され、トランペット奏者であり歌手でもあるルイ・プリマによって作曲されました。
この曲が演奏されると、その場の雰囲気は一変し、お客さんもノリノリになること間違いなし。有名な曲なので、初心者の方でも演奏しやすいのではないでしょうか。
学園天国
「学園天国」は、1974年にフィンガー5によって発売され以来、多くの世代に愛され続けるポップスソングです。学校の風景や初恋の甘酸っぱさを連想させるこの曲は、学校の吹奏楽部での演奏において絶大な人気を誇ります。
学園祭や地域のイベントでの演奏はもちろん、家族や友人とのカラオケでも盛り上がること間違いなしの、世代を超えて愛される名曲「学園天国」。一度は体感してほしい、絶対に盛り上がる一曲です。
ルパン三世のテーマ
「ルパン三世のテーマ」といえば、多くの日本人が一度は耳にしたことがあるでしょう。その認知度の高さは吹奏楽の世界においても同じく、大変な人気を誇ります。
吹奏楽版「ルパン三世のテーマ」は初心者におすすめの曲ですが、そのテンポの良さやスピード感から、演奏する上での難易度はそれなりにあるかもしれません。しかし、その難易度が逆に観客を魅了する要因ともなっているのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
特に中盤のソロパートは、かっこよく吹きこなせば一気に盛り上がるでしょう!
学校の文化祭やイベントでの演奏にもぴったりな一曲です。一度は挑戦してみたい、そんな1曲ですね!
ディズニー・ファンティリュージョン!
「ディズニー・ファンティリュージョン!」は、吹奏楽ポップスの中でも特に人気の高いディズニー楽曲の一つです。
多くの方が心に刻んでいるディズニーのメロディが次から次へと登場するこの楽曲は、聴くだけでパレードの興奮と魔法の世界を感じさせてくれます。
テーマは「光」で、吹奏楽器の持つ独特の響きを活かして「キラキラ感」を表現しています。特に木管楽器のパートは技術的に少し難易度が高いですが、それがさらにキラキラ感を表現させる要因となっています。
このメドレーは、吹奏楽の初心者から経験者まで幅広く挑戦でき、聴き手も演奏者も共にディズニーの魔法に包まれることでしょう。
オーメンズ・オブ・ラブ
「オーメンズ・オブ・ラブ」は、日本のフュージョンバンド「T-SQUARE」が1985年にリリースした、ポップ・ロックの要素が詰まった名曲です。この楽曲は、真島俊夫による吹奏楽へのアレンジが特に知られており、ブルーインパルスの演技や競艇場の試走、さらにはテレビドラマ『放課後』のテーマソングとしても使用されています。
アップテンポながらも、明るくキャッチーなメロディが特徴です。
技術的な難易度が高いフレーズは少ないため、初心者にも取り組みやすい曲となっています。ノリが良くて盛り上がる曲なので、ポップス・ステージやアンコールなどにもぴったり。吹奏楽初心者や吹奏楽ファンに要チェックの一曲といえるでしょう。
星条旗よ永遠なれ
「星条旗よ永遠なれ」は、アメリカの著名な作曲家・指揮者、ジョン・フィリップ・スーザによって作曲された名曲です。スーザは「マーチ王」として知られ、彼の手がけた100曲を超えるマーチの中でも、この曲は特に名高いものとして知られています。もともとは彼自身のバンドのアンコールとして演奏されていたこの楽曲は、今日ではアメリカの公式行進曲として認知されています。
軽快なテンポで進行するこのマーチは、コンサートのアンコールや、コンクール・コンテストの自由曲としてもぴったりです。
アルセナール
「アルセナール」は、ベルギー出身で世界的に名を馳せる作曲家、ヤン・ヴァン・デル・ロースト作曲の吹奏楽の楽曲です。吹奏楽部の経験がある方にとっては、この楽曲の名前はお馴染みでしょう。
この曲は、格調高いイギリスの式典行進曲をイメージして作られたコンサート・マーチで、一聴するだけでその堂々とした雰囲気を感じ取ることができます。特別に奇抜なメロディーは含まれていませんが、その王道のメロディー構成は初心者から上級者まで幅広く演奏ができるでしょう。
センチュリア
「センチュリア」は、吹奏楽の分野で名高い作曲家、ジェームス・スウェアリンジェンによって1986年に発表された作品です。この楽曲の冒頭、華やかなファンファーレは、まさに祝典や特別な場面をイメージさせる優雅で華やかなサウンドが特徴的です。
曲の難易度がそこまで高いわけではないため、中学生や高校生などの若者からも人気があり、幅広い年代の吹奏楽愛好家に愛されています。
吹奏楽のための「風之舞」
吹奏楽のための「風之舞」は、福田洋介によって生み出された楽曲です。2004年の吹奏楽コンクールの課題曲として選出される以前に、2003年には第14回朝日作曲賞を受賞するなど、根強い人気を持っています。この曲は、壮大な物語の始まりを予感させるような、力強くも美しいメロディが特徴的です。また、この曲は小編成から大編成まで対応可能で、テンポや演出もアレンジしやすいので、多くの吹奏楽団にとって手に取りやすい楽曲です。
まとめ
この記事では、吹奏楽の魅力に引き込まれる楽曲を厳選してご紹介しました。
吹奏楽で曲選びに迷った時はぜひこの記事でご紹介した曲を演奏し、これをきっかけに吹奏楽の深い世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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